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コンテンツSEOとは?

SEOと言う言葉は良く聞くと思いますが、コンテンツSEOとなると「なに?」と思う人もおおいのではないでしょうか?
コンテンツSEOと言う言葉自体、Googleの検索経歴から見ると、2013年あたりからキーワードとして検索されはじめているのがわかります。
この「コンテンツSEO」とは何を指すのでしょうか?
まず、SEOとは検索エンジン最適化の事を差し、検索キーワードでサイトの上位表示を狙います。
このSEOに「コンテンツ」と言う言葉がついています。そしてコンテンツとは、「情報内容」の事を差します。
二つの単語を直訳すると、「情報内容検索エンジン最適化」となります。
これは何の事を言うかと言うと、SEO対策として検索上位に表示させるためのコンテンツ(情報内容)を最適化させることを意味します。
検索エンジン側は、良いコンテンツサイトを好評価しますので、ユーザーにとって有益な情報を提供することで上位表示を狙うことができるのです。
この施策全体を「コンテンツSEO」と定義します。
コンテンツSEOの手順
コンテンツSEOは以下の4ステップに分けられます。
- キーワードを選定する
- キーワードの背景にあるユーザーの疑問を明確にする
- 文章の骨組みを作成する
- 記事の執筆・更新
各ステップについて詳しく説明していきます。
ステップ①キーワードを選定する

まず、どのキーワードの検索結果でページを表示させたいかを考えます。
このとき以下の3つを意識するとよいでしょう。
1つのキーワードで1記事
1記事に対して、想定するキーワードの数を1つにします。
複数のキーワードを想定すると、何を伝えたい記事なのか分かりにくくなる可能性があります。
良質なコンテンツとは、すぐに主張や答えが見つかる記事です。1つのキーワードに絞ることで、ユーザーが、自分の疑問に対する的確な答えをすぐに見つけ出すことができます。
キーワードボリュームとユーザーニーズの顕在度は比例しない
キーワードが検索される頻度(キーワードボリューム)が多いほど、ユーザーのニーズが高くなるわけではありません。
キーワードボリュームが多いキーワードは、検索する人数は多いものの、ユーザーのニーズにはばらつきがあり、必要性が低いユーザーもWebページを閲覧します。
逆に、検索ボリュームが少なくても、ニーズが強いキーワードであれば、CVに結びつきやすいでしょう。
対策するキーワードは、「検索ボリュームが多いキーワード」なのか「検索ボリュームは少ないがニーズの顕在度が高いキーワード」なのかを判断し、それに応じてページの役割を変えましょう。
キーワードボリュームはキーワードプランナーやaramakijake.jpで調べることができます。
カスタマージャーニー(顧客が購買に至るまでの行動プロセス)を作成しておくと、今回対策したいキーワードを検索するユーザーはどの購買段階にいるのかがわかります。
ユーザーが次に必要とする情報もわかるため、内部リンクも効果的に設置できるでしょう。
サジェストワードや共起語もチェックしておく
サジェストワードとは、検索ボックスに文字列を入力したときに自動的に表示される関連性の高いキーワードのことです。
共起語(きょうきご)とは、文脈上一緒に用いられることが多い単語のことを指します。
googleはh2、h3タグの見出しや内容からもページ内容を把握し、評価しています。
関連するキーワードを見出しや文章にたくさん盛り込んでおくと、メインに対策するキーワードでも評価されやすいでしょう。
ステップ②キーワードの背景にあるユーザーの疑問を明確にする

ユーザーの疑問に対して的確な答えとなる情報が書かれていないと、ユーザーはページを訪問してくれません。
そのため、そのキーワードを検索するユーザーがどのような疑問を持っているかを明確に想定する必要があります。
イメージが湧かない場合はYahoo!知恵袋等のQAサイトを利用するとよいでしょう。
ステップ③文章の骨組みを作成する

1000文字以上の文章を書く際は、記事を執筆する前に、大まかな骨組み(プロット)を作成しましょう。
プロットは「導入」「本文」「CTA」の3つの構成で考えます。
「CTA」とは、コール・トゥー・アクションの略です。Webサイトの訪問者を、とってもらいたい行動に誘導すること、または行動に誘導するためのリンクやボタンのことを指します。
「ボリュームは少ないがニーズの顕在度が高いキーワード」で記事を作成する際には、CTAで表示する口説き文句は特に重要となります。
h2タグだけでなく、h3タグの要約まで作っておくと執筆が楽です。
h2は「目次タイプ」「主張の要約タイプ」を使い分けよう!
「目次タイプ」とは、順番があったり、価値が並列なものを紹介するときに、1から順に番号を付けてh3タグの見出しにするものです。見出し下の文章の文字数が少なくて済みますが、きちんと文章まで読まれないと、主張の内容は伝わりにくいでしょう。
「主張の要約タイプ」とは、見出しが、見出し下の文章の要約となっているものです。見出し下の文章の文字数が多くなりがちですが、主張の内容は小見出しだけで伝わります。
例えば弊社運営メディア「すべらない転職」の以下の記事では
「目次タイプ」→「3転職スケジュールの立て方」「4転職活動の大まかなスケジュール」
「主張の要約タイプ」→「1一般的な転職期間は3ヶ月~6ヶ月」「2転職のスケジュールは逆算して立てるべし!」
となります。
ユーザーのニーズに対して一言で答えられる場合は「主張の要約タイプ」の方が適切でしょう。
文字数が多いほどユーザーに内容は伝わりにくくなります。
文字数が少なくて済む「目次タイプ」と主張が即座に伝えられる「主張の要約タイプ」を使い分けてh2、h3の見出しと内容を設定するとよいでしょう。
ステップ④記事の執筆・更新
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骨組みに沿って文章を書いていきます。
記事を執筆する際は以下の4つを意識するとよいでしょう。
- 重要な部分は「太文字」「色文字」にする
- 小見出しごとに画像を挿入する
- 内部リンクはこまめに設置する
- 記事の公開タイミングは適切か
時事的な話題を扱う場合は公開するタイミングを工夫し、SNSで記事の更新を知らせるとよいでしょう。記事が拡散され、外部リンクを獲得できる可能性が高まります。
ただし、FacebookやTwitterからリンクを受けても、googleの評価に直接影響することはないという点に注意しましょう。
あくまでWebサイトからのリンク獲得に繋げないと評価は高まりません。そのため、Facebookの「いいね!」をたくさん獲得しても、評価は上がりません。
Twitterやはてなブックマーク(お気に入り記事をシェアできるサービス)などで拡散を狙いましょう。
コンテンツSEOを成功させる秘訣

コンテンツSEOを成功させるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
記事内容がユーザーの疑問に対する回答になっているか
自分の疑問を解決できる情報こそ、ゆーざーにとって「価値ある情報」です。
ユーザーにとって価値がある情報を提供することで、googleからの評価は高まります。
自分の疑問に対する答えが書かれているかどうかユーザーが判断しやすいよう、h2、h3タグの見出しを工夫することも大切です。
記事に固有価値は担保されているか
2つ目は、記事に固有価値があるかどうかという点です。
王道の情報ももちろん必要ですが、同じような情報が既に他のサイトに掲載されていては、ホットな情報とは言えませんし、膨大なWebサイトの中からわざわざユーザーが訪問する価値はありません。
同じような情報をのせるにしても切り口を変えたり、あなたらしい意見や考え方を添えた「独自のエッセンス」を加えた表現を用いれば同じ内容でも全く新しい情報に生まれ変わります。
あくまでもユーザーを飽きさせない、納得させる情報提供を心がけましょう。たとえ主張自体は一般論でも以下のような工夫を加えることで、固有価値を高めることができます。
- 「自分の経験を織りまぜる」
- 「既存のコンテンツを自分の言葉でまとめ直す」
- 「他のサイトの情報を参照し、それに対する自分の意見を述べる」
- 「図やグラフを使って、競合サイトとは異なる表現の仕方をする」
「自分が読みたい」と思える記事となるか
3つ目は、記事が「自分が読みたい」と思えるかどうかという点です。
「自分が読みたい」と思えない記事は、ユーザーも読みたいとは思ってくれません。「自分が読みたい」と思えるような記事なら、ユーザーからも評価されやすいでしょう。
「もし自分がユーザーだったら読みたいと思える記事か」という視点に立ち、以下の点を評価してみましょう。
内容
疑問に対する回答になっているか、固有価値が含まれているかを見直しましょう。
ページの見た目
- 文章は無駄が多くなっていないか
- 適切な日本語になっているか
- ユーザーが理解しやすい文章になっているか
SEOではコンテンツの質が重要?

コンテンツSEOを行う際に良く聞く「量より質?」「質より量?」などの質問があります。
正解はは「前者」です。
情報が沢山あるに越したことはないのですが、無理に量を稼ごうとして稚拙な情報をアップさせるのは御法度です。
良い記事を作ろうとしたら、ユーザーの疑問に「より詳しく」「より網羅的に」答える必要がありますので、必然的にコンテンツボリュームが増えるものです。文字数(量)を増やすと言う考えではなく、あくまでもユーザー視点で理解しやすい記事作りを念頭に置きましょう。
後者の「質より量」は全然だめです。
ユーザーが求めている情報が適切な文量で書かれていなければ、ユーザーもサイトに寄り付きません。競合サイトを見て適当に作っても検索エンジンから良い評価は得られません。
むやみやたらにボリュームばかり増やしても、無駄な労力を費やすばかりになってしまいます。
SEO対策における良質なコンテンツの作り方とは?

あなたのサイトが求めているターゲットユーザーの「深層心理」を良く考えたコンテンツ提供が重要です。
誰でもいいからアクセス数が伸びれば良いわけではなく、あなたの目標とするコンバージョンに近しい来訪者が増えなければ意味がありません。
そのためにはターゲットの心理をよく考えて記事を考察し、ユーザーに喜ばれる情報をアップすることを心がけましょう。
<まとめ〜コンテンツSEOとは?良質なコンテンツの作り方教えます!>
いかがでしたでしょうか?
コンテンツSEOの概要が理解できたと思います。
コンテンツSEOは小手先の検索エンジンを欺くような手法ではなく、ユーザーに有益な情報を提供することで上位表示させる方法です。
本来のサイト提供としての全うなやり方であり、検索エンジン側も良いサイトにはちゃんと評価をしてくれます。
情報をアップし続けるのは根気が入りますが、ベースとなる骨組みを作れば意外と道筋が見えてくるものです。
小手先の小技でその場しのぎのSEO対策を繰り返すのではなく、しっかりとしたコンテンツ作りに時間を費やし「王道のサイト提供」で骨太なサイト構築を目指しましょう!
オウンドメディアの運用・立ち上げをご検討の企業様は、弊社アクシスにご相談ください!
①「すべらない転職」で培ったSEOのノウハウをそのままご提供します。
弊社が運用している「すべらない転職」は、年間1000人以上の方からお問い合わせを頂いております。
弊社のこれまでの実績に基づいたSEOのノウハウをそのまま提供しますので、より効果的な施策やコンテンツ作成をすることができます。
②成果にコミットしたコンサルティング
弊社のコンサルティングの特徴は、成果にコミットしたコンサルティングです。
他社のコンサル会社の場合、「PVを増やすだけでコンバージョンに繋がらない」といったケースも少なくありません。
その点、弊社ではコンバージョン獲得から逆算した、成果に直結するコンサルティングをさせて頂きたいと考えております。
③オウンドメディアのインハウス化 体制づくりに注力します。
「将来的にはコンサルティング会社に頼らなくても運用できるようにすること=本質的なコンサルティング」というのが弊社のコンサルティングに対する考え方です。
将来的には弊社のサポートが無くても運用していけるよう、運用体制の整備に注力させて頂きます。
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