「集客を増やしたいけど、何から手を付けたらいいかわからない…」という方へ向けて、集客の手段や悩みを解決する方法を書いていきます!
目次
集客方法(Web)にはどのようなものがある?

集客の手段のうち、Webを活用した方法について解説していきます。
10個ピックアップしました。
①オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社が所有するWebサイトの事です。
見込み客に対して有益な情報をコンテンツとして提供することで、自社との間に信頼関係を築き、マネタイズへつなげます。
一度オウンドメディアを立ち上げると、営業しなくても、自然に見込み客が商品を購入してくれる顧客になる仕組みを構築できます。
オウンドメディアは、SNSやWeb広告とは異なり、情報が流れていかずコンテンツが蓄積され、自社の資産となります。
さらに、枠が決まっている広告やSNSとは違い、表現方法に制限がなく、顧客に訴求しやすいコンテンツを自由に作成することが可能です。
しかし、コンテンツを継続的に作成し、発信し続けることが必要であるため、人的・時間的なリソースを確保する必要があります。
また、集客効果がでるまでにはある程度時間がかかります。
立ち上げてすぐに効果は出にくく、長期的な施策であることを念頭に運用する必要があります。
②リスティング広告
リスティング広告とは、検索ワードに対して検索結果画面に表示される広告のことです。
検索結果画面に表示されるため、検索をするまでの行動に至った強い興味を持ったユーザーに広告を配信でき、高い広告効果を期待できます。
広告を出稿する会社が支払うクリック単価は入札形式となっています。
1ヶ月に掛ける広告費を自社で設定できるため、少ない予算から運用できます。
インターネット上ですべて設定できるため、即座に広告の配信が可能で、修正や広告の停止も簡単に行えます。
ただし、リスティング広告は、どのくらいの集客効果があったのかを検証し、改善を重ねることが必要です。
そのため、多くの専門知識と経験が必要になります。
③リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、自社サイトを訪れたあと離脱してしまったユーザーを追跡し、他サイトで広告を配信する仕組みです。
無数に存在する顧客の中で、一度サイトを訪れたことがあるという最もニーズの強い顧客へ表示できるため、効率がよい広告と言えます。
しかし、ユーザーがどこのサイトに行っても、同じような広告が表示されていると、「しつこい」と思われる可能性があります。
リターゲティング広告を出す頻度が多すぎると、自社のイメージが悪くなり、顧客を失ってしまう可能性もあります。
広告が表示される頻度や、ターゲットのセグメント(性別・年齢・サイト訪問からの経過日数など)を設定するなど、顧客にしつこいと思われないよう調整する必要があります。
④メルマガ
メルマガとは、メールマガジンの略称で、定期的に情報をメールで配信し、読者とコミュニケーションをとるマーケティング手法です。
企業が伝えたい情報を、顧客へ直接届けることができます。
インターネットの基本的な技術であるメールを利用しているため、今後も長期的に運用できる手段と言えます。
メール配信スタンドの利用料金を支払うだけで、技術的にも難しくはなく、お手軽に始めることができます。
しかし、メルマガの精読率(きちんと見た割合)は高くはありません。
メールが届いても開封せずに見なかったり、迷惑メールに振り分けられるなど、読まれない確率が高いです。
また、読者を集めないとメルマガを配信することができません。
ホームページ上にメルマガ登録フォームを設置したり、資料をダウンロードする代わりにメルマガを登録してもらうなどの工夫が必要となります。
⑤プレスリリース
プレスリリースとは、メディアサイトに掲載されることを目的として、報道機関や情報メディア向けに情報を告知することを指します。
PV数が多い大手メディアに記事を取り上げてもらうことで、自社サイトへの流入増加が見込めます。
さらに、第三者であるメディアが書いた記事となるため、客観的で信頼性があり、顧客から信頼を得ることができます。
そして、プレスリリース自体に費用は掛かりません。
しかし、大手メディアに告知しても、記事として掲載される可能性はごく僅かです。
仮に掲載されたとしても、記事の内容はコントロールできないため、省略されたり意図しないことを書かれる可能性もあります。
⑥資料ダウンロードサイト
資料ダウンロードサイトは、ユーザーが求める商品カテゴリの中から、様々な企業の資料をまとめてダウンロードすることができるサイトです。
ユーザーの個人情報はサイトを通して各企業に伝えられます。
資料ダウンロードサイトはメディアが提供しているため、PVが高く集客力が強力です。
カテゴリ分けがしっかりされているため、本当にニーズのある顧客を獲得することができます。
しかし、競合他社と性能や価格などを比較する場合が多く、成約につながらないこともあるでしょう。
⑦Twitter
Twitterは、140文字以内でつぶやきを投稿するSNSです。
Facebookに比べて匿名性が高く、リアルタイムな出来事を気軽につぶやいて交流します。
匿名性であるため、実際の知り合いでなくても気軽にフォローされる傾向があります。
Twitterの一番の特徴は爆発的な拡散力です。
投稿がたくさんリツイートされると、不特定多数の人たちにまで幅広く拡散されていきます。
しかし、フォロワーの数が少なければ、自社の投稿は読んでもらえず、集客に効果はありません。
フォロワーを増やすためには、ユーザーの役に立つ情報を投稿し、「有益な情報をツイートしている」とユーザーに感じてもらうことが大切です。
⑧Facebook
Facebookは、実名登録が原則であり、リアルな知り合いと交流するSNSです。
Facebookの特徴は実名登録制が生み出す圧倒的な信頼感です。
リアルな知り合いがシェアしたり、「おすすめです」といったコメントをしていると、圧倒的な信頼感を与えます。
フォロワーが投稿に「いいね」「シェア」「コメント」をすることで、フォロワー以外にも投稿が拡散されます。
価値が高い記事がより上位に、より長い時間表示されるため、ユーザーにとって価値がある投稿をすることで、たくさんの人の目にふれる機会を増やすことができます。
しかし、投稿は基本的に、フォロワーのみに表示されるため、フォロワーが少ない状態では人の目にふれる回数は少ないでしょう。
ユーザーにとって価値の高い投稿をすることや、HPにFacebookページへのリンクを貼るなど、フォロワーを増やすための工夫が必要です。
⑨Line@
Line@はLINE株式会社が運営するメッセンジャーアプリLINEを使った情報発信ツールです。
ユーザーへメッセージを一斉配信したり、1対1のやりとりやクーポンの発行などができます。
予約や問い合わせなどをLINE上で行うこともでき、いちいち電話を掛けなくてもいいため、ユーザーの満足度が上がるでしょう。
個人的に利用するメッセンジャーアプリであるため、「自分宛」に届いたという印象が強くなり、身近に感じてもらいやすいです。
メルマガと違い、迷惑メールに振り分けられるという仕組みがないため、原則として全員に届きます。
さらに、メッセージが届いたら通知されるため、すぐに読んでもらえる可能性が高いです。
ユーザーはQRコードを読み取るだけで簡単に「友達を追加」できます。
しかし、気軽に登録してもらえる反面、ブロックも簡単にできるため、頻繁な情報発信をしてユーザーに嫌われないよう気を付ける必要があります。
また、LINEはあくまでもLINE株式会社という1企業が運営するサービスであり、LINE株式会社が万が一破綻した場合、サービスが利用できなくなってしまいます。
メールと違い、インフラになっているわけではないので、永続的に利用できるか保証はありません。
⑩YouTube
YoutTubeは、無料で利用できる動画共有サービスです。
FacebookやTwitterと組み合わせることで、面白い動画は拡散される可能性があります。
動画は、テキストよりもリアルに感じてもらいやすく、顧客との間に信頼関係を構築できるツールです。
しかし、動画の構成が陳腐だったり、クオリティが低い場合は、逆に信用を失ってしまいます。
クオリティが高い動画を作るためには、構成力や高い編集技術が求められます。
さらに、YouTubeで集客するためには、定期的に動画をアップし続けることが必要です。
動画を編集する人材や時間の確保、または外注費用などの予算化が必要となるでしょう。
集客方法(リアル)にはどのようなものがある?

集客方法のうち、Webを使わないものについて解説していきます。
5つピックアップしました。
①テレアポ
テレアポとは電話営業のことで、見込み客に電話をかけ、アポイントを獲得したり、セールスを行う手法です。
テレアポは、大半のお客様に断られることを前提としながら、自社の商品にニーズがある担当者に運よくめぐり合うことを狙って行われます。
テレアポが取れたお客様は、成約の可能性は高いと言えるでしょう。
しかし、アポイントが取れるまでにたくさんの時間を消費してしまいます。
また、テレアポ自体がお客様に嫌がられるため、アポインターの精神的な負担が大きく、効率はよくないでしょう。
②ポスティング
ポスティングとは、地域の個人宅や会社の郵便受けにチラシを入れる営業手法です。
自社で行う場合と、ポスティング会社へ外注する場合があります。
狙った地域に対して営業を掛けることができるため、地域に密着したサービスを営業することに向いています。
人には郵便受けは必ず確認する習慣があるため、チラシが必ず見られるというメリットがあります。
その反面、迷惑に思う人もいたり、クレームにつながる場合もあります。
③折込チラシ
折込チラシは、新聞やタウン誌などにチラシを折り込んで配布する営業手法です。
新聞やタウン誌にはさまれていることで、信頼感を与えることができ、地域の人に向けて情報発信できます。
一度に大量に配布でき、集客に即効性がある反面、興味がない顧客はチラシを捨ててしまうため、継続的な集客効果は薄いでしょう。
定期的にチラシを配布することで認知度を上げ、継続的な集客効果を得る必要があります。
④広告出稿
広告出稿とは、新聞や雑誌、フリーペーパー、TVなどのメディアに広告を出すことです。
幅広い年代層やインターネットを利用しないユーザーに対しても、広くアピールできます。
広くアピールできる反面、ターゲットを絞ってアピールすることはできません。
そのため、幅広い顧客に使われる商品やサービスを取り扱ってる場合に適しています。
⑤人脈を活用する
自社の取引先や個人的な人間関係から集客する方法です。
もともとの知り合いであることから信頼性が高く、成約率は高いでしょう。
反面、今の人間関係を活用しきった場合は、新たに人脈を作る必要があります。
人脈を作り信頼関係を獲得していくことには、時間がかかる場合が多いでしょう。
集客を成功させるコツ

代表的な集客手段について説明してきました。
見てきたとおり、集客手段には様々なものがありますが、それぞれ得意なターゲティングや運用コストは異なってきます。
集客を成功させるにはこれらの手段に闇雲に手を出すのではなく、以下の観点から取るべき手段を取捨選択をして行動に移す必要があります。
適切な手段でアプローチする
集客方法によって、アプローチできるターゲット層は異なります。
自社の商品・サービスを購入するターゲット層の行動をリサーチした上で、適切な手段を用いることが大切でしょう。
ユーザーニーズを考える
どんな集客方法においても、「自分たちが伝えたいこと」よりも「顧客が知りたい情報」を発信することが重要です。
「顧客が知りたい情報」を発信することで、反応率は上がるでしょう。
集客の全体像を考える
複数の集客手段を組み合わせて集客する場合、集客の全体像を捉えることが重要です。
顧客全体の「どの層に対して」「どのようなアピールをするのか」を考え、それぞれの集客手段の役割を明確化しましょう。
また、集客手段同士が「どうつながっているか」相互の連携を意識して運用しましょう。
集客手段ごとに個別にコンセプトや運営方針を立ててしまうと、集客手段各々の成果にこだわりすぎてしまい、上手くいきません。
長期スパンで考える
オウンドメディアやTwitter、人脈構築は効果を発揮するまでに時間がかかります。
短期的に様々な方法を試すより、継続してできる方法を厳選して実施した方が成功しやすいでしょう。
また、潜在顧客を、どのようにして商品・サービスを購入してくれる顧客に育てるかを長期的なスパンで考えることも必要です。
「強み」をセットでアピールする
美容院・エステなどの場合は、特に差別化が難しく、価格戦略に陥りやすいです。
地域名やサービス名の他に、自社の強みを加えてアピールすることで、差別化ができ反応率もよくなるでしょう。
あなたが集客に失敗してしまう5つ理由とは?

どの業界でも集客に悩んでいる人は数多く存在します。特に大手やチェーンと競合する場合、価格競争で勝つのは難しいです。
大手やチェーンはコストパフォーマンスを売りにどんどんシェアを拡大していきますが、個人や小規模で運営している場合、価格競争以外の点で差別化が必要です。
そして、その差別化したポイントを積極的にアピールしていかなければ、集客できません。
どのように差別化すれば良いのか、そしてそれをどのようにアピールしていけば良いのか、といった点で多くの人が悩んでいます。
今回は、アピールすることに絞って対策を紹介していきます。
既に差別化は図られているという前提で、次にそれをアピールする段階では以下のような悩みを抱える人が多いです。
- そもそも何をすればいいのかわからない
- 集客の方法はわかったが、実践することに抵抗がある
- 集客の範囲がわからない
- 集客を実践したが、これで正しいのかわからない
- 集客率が低い
それでは一つずつ確認していきましょう。
そもそも何をすればいいのかわからない
もっとも基本的な悩みですが、ありがちです。そもそも何をどうすれば良いのかわからずに、お手上げという状態になります。
集客するための方法として、以下の方法が考えられるでしょう。
- ホームページでの情報提供(オウンドメディア)
- SNSでの拡散
- メルマガの発行
- チラシ配り
- ポスティング
- ホットペッパーなどへの掲載
このように方法は色々あります。
それぞれの集客方法のノウハウがない方も多いと思いますが、まずは始めてみることが大切です。
集客の方法はわかったが、実践することに抵抗がある
いざ集客するとなると躊躇してしまう人は、「集客の知識を持ってないし、失敗したらどうしよう」ということを不安に思っているのではないでしょうか?
そのように感じている方は、それぞれのコンサルティング会社に一度相談してみるのも良いかもしれません。
コンサルティングを受けることで集客できる可能性は高まりますし、相談するだけでも集客するヒントを得られるかもしれません。
コストを掛けずに効率的な方法はホームページの運営なので、そこにはまず力を入れるのが良いのではないでしょうか。
集客の範囲がわからない
地域密着型のサービスの場合、インターネットを使って全国に対してアピールする意味があるのか、という疑問が出てきます。
しかし、インターネットでの集客は必ずしも全国に向けたものではありませんし、むしろ地域密着型のサービスの方がネット集客に有利と言えます。
今はインターネット上には情報があふれており、ビッグワード(多くの人が検索するキーワード)で上位表示するのは難しくなっています。
そのため、意図的にキーワードをずらし、ニッチなキーワードで上位表示を狙うのが主流です。
地域密着型の集客の場合、「地名」というニッチキーワードが入るので、勝手に差別化できるのです。
もちろんその地域内でのライバルはいますが、インターネット上で多くの同業者と勝手に差別化が図れるので、ネット集客に向いています。
集客を実践したが、これで正しいのかわからない
絶対的な正解というものはありませんし、集客に当たって集客方法の全体像を全て把握することはできません。
集客方法が多様化しているので悩みがちですが、みんなそのように暗中模索のなかでやっています。
そのため、PDCAサイクル回しながらやっていくしかありません。
しかしながら、それを専門にやっている会社もありますので、相談してみるのも良いと思います。
完全に委託してしまうと、集客のノウハウが自社に蓄積されていきませんし、費用ばかりかかってどれだけ成果が出ているのかも把握できません。
様々な選択肢を検討し、自社が運用できるベストな方法を取っていきましょう。
集客率が低い
できる限り調べながら実践したものの、集客できないこともあります。
その場合、原因の特定と改善が必要です。
後ほど、この点については美容室とエステの例を取り上げながら解説します。
美容室にありがちな集客の悩みとは?

よくある集客の悩みを上述しましたが、美容室は典型的な例です。
サービスが地域密着型ですし、差別化が難しいビジネスでもあります。
そのため、大枠は上述の流れで集客を実践することになります。
集客がうまくいかない原因は、「サービスの差別化ができていない」「そもそも消費者の目に届いていない」のどちらかの場合が多いです。
今回の記事のテーマは「消費者に対してのアピール」ですが、まずはホームページなどのインターネットを使った集客に力を入れるのが得策です。
エステにありがちな集客の悩みとは?

エステも美容室とビジネス形態がほぼ同じで、集客の流れも、多くの人が抱える悩みも同じです。
そのため、同様にインターネットでの集客にまず力を入れるべきでしょう。
サービスを利用するに当たって、多くの人はまずネットで口コミやサービスの詳細情報を確認しますので、インターネット上で詳しい情報を取り入れられるようにしておくと良いと思います。
<まとめ〜集客の悩みをスッキリ解消する方法を伝授します!>
集客の方法はいろいろありますが、全体像を大まかに調べて把握したら、インターネットでの集客から力を入れていくのがおすすめです。
特にホームページは多くの人が確認しますので、必須と言えます。
SEOなどの詳細は今回の記事では紹介していませんが、ホームページが多くの人の目に留まるようになれば、顧客は確実に増えます。
別の記事ではSEO対策についても紹介しておりますので、より詳しく知りたい方はぜひそちらもご覧になってください。
オウンドメディアの運用・立ち上げをご検討の企業様は、弊社アクシスにご相談ください!
①「すべらない転職」で培ったSEOのノウハウをそのままご提供します。
弊社が運用している「すべらない転職」は、年間1000人以上の方からお問い合わせを頂いております。
弊社のこれまでの実績に基づいたSEOのノウハウをそのまま提供しますので、より効果的な施策やコンテンツ作成をすることができます。
②成果にコミットしたコンサルティング
弊社のコンサルティングの特徴は、成果にコミットしたコンサルティングです。
他社のコンサル会社の場合、「PVを増やすだけでコンバージョンに繋がらない」といったケースも少なくありません。
その点、弊社ではコンバージョン獲得から逆算した、成果にコミットしたコンサルティングをさせて頂きたいと考えております。
③オウンドメディアのインハウス化 体制づくりに注力します。
「将来的にはコンサルティング会社に頼らなくても運用できるようにすること=本質的なコンサルティング」というのが弊社のコンサルティングに対する考え方です。
将来的には弊社のサポートが無くても運用していけるよう、運用体制の整備に注力させて頂きます。
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