オウンドメディアのドメイン4種を徹底解説!

オウンドメディアの構築を検討するときに「ドメインを新たに取得すべき?」「既存のドメインで新しいサイトを立ち上げても大丈夫?」「無料ドメインってどうなの?」と悩んでいませんか?

この記事では、ドメインの種類とメリット・デメリット、オウンドメディアを立ち上げる上で失敗しないドメイン種類の選び方について解説します。

ドメインの定義

ドメインとは、Webサイトの「IPアドレス」を文字列で置き換えたもので、インターネット上の住所を表します。

例えば、yahooWebサイトの住所は本来「183.79.250.123」といった数字の組み合わせで覚えづらいものですが、これを文字列で「yahoo.co.jp」と置き換えています。登録制となっており、ドメインが重複しないよう管理されています。自社の社名やサイトを端的に表す文字列とすることが多いです。

ドメインの一番右側の部分がWebサイトの国や分野を表す「トップレベルドメイン」です。そして右から2番目の部分がWebサイトの属性や組織名を示す「セカンドレベルドメイン」となっています。ドメイン「yahoo.co.jp」では、「.jp」がトップレベルドメイン、「.co」がセカンドレベルドメインです。

トップレベルドメインやセカンドレベルドメインにどんな文字列を用いても、SEOには全く影響しません。「.co.jp」の方が「.com」よりもSEOに有利といったことは全くありません。

ドメイン名はSEOに効果はあるの?

ドメイン名はユーザーの心象を左右しますが、SEOには影響を及ぼしません。

ドメインに対策キーワードが入っていると評価はされやすいです。しかしあくまでもアルゴリズム内の1要素でしかなく、ほかの対策を施したほうがSEO対策への影響度は大きいです。ほかのSEO対策で上位表示させることは可能ですので、あえて対策キーワードをドメインに入れる必要はありません

ただし、ユーザーはURLを見るため、ドメイン名はユーザーの心象を左右すると言えます。そのため、以下の点に注意してドメインを決めると良いでしょう。

サイトテーマがわかるようにする

ドメイン名は、サイトテーマを表すキーワードを入れるようにしましょう。Webサイトの内容とドメイン名が一致していると、ユーザーに安心感や信頼感を与えることができます。

短く簡潔に

ドメイン名は短く簡潔な方が印象に残りやすく、ユーザーに覚えてもらいやすいでしょう。

日本語ドメインは利用しない

日本語ドメインは、見た目は日本語ですが、内部ではとても長い英数字(ピュニコード)となっています。リンクを貼るときにはピュニコードに変換されてしまうため、読者がリンクを貼る際に面倒に感じやすいでしょう。

オウンドメディアのドメイン、どうすればいいの?

オウンドメディアのドメインの種類と選び方について解説します。

オウンドメディアを立ち上げる場合、手段は4つ!

オウンドメディアを新たに立ち上げる場合、ドメインを開設する手段としては以下の4つがあります。

  1. 無料ドメイン
  2. 新規ドメインを開設する
  3. サブドメインで運営する
  4. ディレクトリを分割する

どうすればいいの?

234をおすすめします。234の中でどれが適切かは、立ち上げるオウンドメディアの形式によって変わります。

・作りたいコンテンツ数が50前後で、企業サイト内の1コンテンツとして見せたい場合
4ディレクトリ分割が良いでしょう。

・複数のサービスを展開しており、テーマは分けたいが、企業名でのブランディングはしたい場合
3サブドメインでの運営がおススメです。

・企業名とは全く別のブランディングをしたい場合
2新規ドメインを開設しましょう。

運用体制が完全に整っておらず、実験的に導入したいという場合は、設定が一番簡単な4ディレクトリ分割から挑戦してみると良いでしょう。うまくいってからサブドメイン化や新規ドメイン取得を考えても遅くないです。

無料ドメイン

無料ドメインのメリット・デメリットをまとめました。

無料ドメインとは

無料ドメインとは、サーバー費用無料で記事を書けるブログサービスを指します。具体的には、Amebablog、はてなブログ、AmebaOwndなどがあります。

無料ドメインのメリット

無料ドメインのメリットをまとめました。

費用がかからない

無料ドメインを利用すると、費用が掛からないことがメリットです。

通常、Webサイトを立ち上げるときは、以下の費用が掛かります。

  • ドメイン料金
  • サーバー利用料
  • SSL証明書

近年では、SSLを導入しているWebページを優遇するとgoogleが公言していることもあり、SSLWebサイト運営に欠かせないものになっています。

SSLとはインターネット上でデータを暗号化して通信する仕組みのことです。SSLWebサイトに導入すると、読者の端末とWebサイト間のデータの通信が、改ざんなく安全に行われるようになります。

これらの費用を掛けずにブログを立ち上げできるため、費用面では大きなメリットと言えます。

開設が楽

無料ドメインの場合、登録が終わるとすぐに記事を書き始めることができ、開設に手間がかからないことが特徴です。

オウンドメディア制作をWeb制作業者に依頼する場合、完成までに日数がかかります。また、自社でWebサイトを立ち上げるときはサーバーに以下のような様々な設定が必要となります。

  • ドメインの設定
  • アクセス解析の設定
  • CMSのインストール
  • プラグインの設定
  • テーマの設定
  • セキュリティの設定 

立ち上げてからすぐ使えるというわけにはいかないため、すぐに開設ができる点は無料ドメインの大きなメリットでしょう。

無料ドメインのデメリット

無料ドメインのデメリットをまとめました。

運営会社の事情に振り回される

無料ブログでは費用が掛からない反面、運営会社がサービスを終了してしまうと使えなくなってしまうリスクがあります。

記事は移行すれば済みますが、URLが変わってしまうため、検索で上位になっていた記事でも検索エンジンに一時的に評価されなくなってしまいます。築いてきたアクセスを大きく失ってしまうため、オウンドメディアを運営する企業にとって大きなダメージとなってしまいます。同時に、これまで獲得してきた読者も一部失ってしまうでしょう。

独自ドメインでは自分たちで更新し続ける限り、サービス終了とは無縁です。運営会社の様子を気にすることなく安心してオウンドメディアを運営することができます。

信頼性にかける

無料ドメインですと、読者から「あまりお金を掛けない企業なのかな?」と思われてしまうため信頼性に欠けます。無料のものと有料のものでは、読者に与える印象は大きな差が出るでしょう。

また、簡単に開設できるため、本当に公式ページなのか疑わしいと思われてしまう可能性があります。

企業の信頼性を確保するためには、独自ドメインで運営するほうがおススメです。

上位表示が難しいケースがある

googleは検索結果を表示する際に「1ドメインにつき2ページまで」と決まっています。同一サービスを利用しているサイトですでに上位表示されているページがある場合は、競合してしまい、上位表示が難しいでしょう。

新規(有料)ドメインを開設する

独自ドメインのメリット・デメリットについてまとめました。

独自ドメインのメリット

独自ドメインのメリットは以下の通り。

企業と独立したブランディングができる

独自ドメインは、これまで行ってきたものとは全く別の事業を行う場合や、事業の延長線上でコミュニティサイトを作ろうとするときに有効です。

なぜなら、企業サイトとは別にブランディングができるからです。既存の企業サイトに紐づけられてしまうサブドメインやディレクトリ分割では、企業のイメージが新しいサイトにも影響してしまいます。

例えば不動産のコミュニティサイトの運営元が、特定の不動産業者だとひと目でわかるようなら、宣伝臭く見えて読者は敬遠してしまいます。このような場合は、中立的な立場に見えるドメインを新しく取得して企業サイトとは別に認知を高めるのが得策です。

ちなみに弊社では、企業サイトと転職QAサイト「コーリングッド」を別ドメインで運営しています。

axxis株式会社 企業サイト https://.axxis.co.jp/

・転職QAサイト「コーリングッド」https://callingood.com/

「コーリングッド」では、自分に合った転職エージェントと出会えないという問題を解決するためにキャリア相談の場を提供しています。「働くすべての人に、天職を」をモットーとし、転職のミスマッチを減らしすべてのビジネスパーソンの仕事人生の充実に貢献できることを目標としています。

「人材紹介会社」とは全く別のイメージを持ってもらいたかったため、独自ドメインを取得して運営しています。

このように、独自ドメインはこれまでの企業サイトのイメージとは別にしたいときに有効です。

デザインの自由度が高い

独立したサイトとなるため、既存の企業サイトのデザインにとらわれる必要がありません。

外部リンクとして評価される

独立したサイトとなるため、既存の企業サイトからのリンクは外部リンクとなります。企業サイトが高く評価されている場合は、質の高いサイトから外部リンクを獲得できているサイトとして評価されます。新規サイトからも企業サイトへリンクを貼ることで、企業サイトの評価も底上げできます。

サイト同士が競合しない

独自ドメインでは、googleが掲げている「検索結果に表示するのは1ドメインにつき2ページまで」というルールが適用されません。そのため、無料ドメインのようなサイト同士の競合が起こらず、正当にページの順位を評価してもらえます。

サーバー設定が楽

独自ドメインはサーバー設定が楽です。既存のサイトの設定を気にすることなく構築を進めることができます。

サーバーは、既存サイトと同一サーバー・別サーバーのどちらでも構いません。

アナリティクスでの設定が楽

独自ドメインでは、別サイトとして登録できるためgoogle analyticsの設定が楽です。サブドメインでは設定にちょっとした知識が必要になりますし、ディレクトリ分割ではアクセス解析そのものが煩雑になってしまいます。

独自ドメインのデメリット

独自ドメインのデメリットは以下のようなものが挙げられます。

問い合わせにつなげにくい

オウンドメディアから企業サイトへつなげたり、企業サイトのCVを増やしたりする目的があるときは、独自ドメインを立ち上げるのは適していません。読者からは全く別サイトに見えるため、企業との関連性をアピールしにくいからです。

評価されるまで時間がかかる

全く新しいドメインのため、検索順位上位に上がるまでには時間がかかります。

googleはドメインの経過年数が長いほど・情報量が多いほど・被リンク数が多いほどサイトを高く評価してくれます。新規でドメインを取得した場合、一からコンテンツを作ったり、被リンクを集めたりする必要があります。

費用がかかる

無料ドメインとは異なり、ドメインとSSL証明書の費用がかかります。

ドメインの概算の維持費用は次の通りです。(参考:ドメイン価格相場情報

.com」の場合は1,300/年、「co.jp」の場合は5,200/年、「.jp」が2,900/年(取次業者や時期によって値段は変動します)

SSL証明書の費用相場は、1,000円~55,000/年です。(参考:さくらのSSL

同一サーバーで運営できるドメイン数に上限がある

一つのサーバーで開設できるドメイン数には上限があります。そのため同じサーバーに新サイトを構築しようとするときは、借りているサーバーのドメイン数を確認しておく必要があります。

サブドメインで運営する

サブドメインで運用するときのメリット・デメリットをまとめました。

サブドメインとは

サブドメインとは、すでにあるドメインを区切って利用するものです。

弊社の場合「すべらないオウンドメディア」https://cm.axxis.co.jp/は企業サイトhttps://axxis.co.jp/のサブドメインです。

有名企業のケースでいうとマイナビが挙げられます。

・マイナビ 企業サイトhttps://www.mynavi.jp/

・マイナビ 就職情報サイト https://job.mynavi.jp/

・マイナビバイト https://baito.mynavi.jp/

・マイナビニュース https://news.mynavi.jp/

サブドメインのメリット

企業名でのブランディングがしやすい

企業名がドメインに入っていれば、その企業のメディアであることが一目瞭然のため、読者に安心感を与えることができます。

メインサイトとテーマをわけやすい

同じトップレベルドメインのメインサイトと全く違うテーマであっても、違和感がありません。

デザインの自由度が高い

デザインは既存の企業サイトと全く別にすることが可能です。

サーバー設定が楽

サブドメインの部分を別のサーバーに構築することができます。アクセス負荷を分散でき、オウンドメディアのアクセスが多いことで企業サイトにアクセスできなくなってしまうということがありません。

アナリティクスでの設定が楽

別サイトとして登録できるため、google analyticsの設定は簡単です。

サブドメインのデメリット

サブドメインのデメリットをまとめました。

問い合わせにつなげにくい

独自ドメインほどではありませんが、企業サイトとの関連性は弱くなるため、問い合わせにつなげにくい特徴があります。

メインドメインのgoogle評価の影響は弱い

ディレクトリ分割した場合と比較すると、受け継がれるドメインの評価は微々たるものです。しかしメインサイトがgoogleペナルティを受けたことがある場合は、新しいサイトでもその影響を受けてしまいます。

リンクが内部リンクとして処理される

サブドメインとメインドメイン間のリンクは内部リンクとなります。googleが高い評価をする外部リンクとはならないため、SEO評価は独自ドメインに比べて大きくはないでしょう。

検索結果ではメインドメインと競合する

「検索結果に表示するのは1ドメインにつき2ページまで」というルールが適用されてしまい、メインドメイン内に同じ対策キーワードの記事があった場合は競合してしまいます。

費用が発生する

サブドメイン自体に費用は掛かりませんが、SSL証明書の費用が発生します。

一部のサーバーで使えない

稀にサブドメインに対応していないレンタルサーバーもあるため、契約しているレンタルサーバーがサブドメインに対応しているかどうか確認する必要があります。

ディレクトリを分割する

ディレクトリとは

ディレクトリとは、ドメインの中にあるコンテンツをグループ化して整理することです。弊社でいうと「すべらない転職」https://axxis.co.jp/magazineは企業サイトhttps://axxis.co.jp/のディレクトリとなっています。

ディレクトリのメリット

問い合わせにつなげやすい

企業サイトの中の1コンテンツに見えるため、商品・サービスの申し込みページとの関連性をアピールしやすいです。

メインサイトの評価につなげられる

メインサイトがすでにグーグルから評価されている場合、ディレクトリで分けられたコンテンツも評価されやすくなります。また、新しく作ったコンテンツが高品質でgoogleから高評価された場合、メインサイトの評価も上がり相乗効果を期待できます。

費用も手間もかからない

既存サイトにページを追加するだけなので、新しく契約したり設定したりする必要はありません。

ディレクトリのデメリット

セールス色が強くなる

企業サイトとのつながりが強くなるため、「何かの売り込みためのコンテンツだ」とユーザーが身構えやすくなります。

テーマが一貫しないとgoolgeからの評価が下がりやすい

新たなジャンルのコンテンツを作ってしまうと、サイト全体のテーマが何なのかグーグルが判断できなくなってしまい、評価が下がる可能性があります。

例えば、不動産を取り扱う企業サイト内に、社員ブログを設置したとします。最初は不動産についてのお役立ち情報を書いていたものの、ネタが尽きてしまい「その日の昼食の話題」や「最近のニュースの話題」の記事が増えてしまうことがあります。

そうなってしまうと、検索エンジンは「このサイトはニュースの感想が書かれたサイトだ」と勘違いしてしまうかもしれません。そのため、雑多なことを書き散らさず、サイトのテーマが統一されるように気を付ける必要があります。

ページの更新が面倒

企業サイトは頻繁な更新を前提として作られていないことが多く、コンテンツを更新する操作が煩雑になりがちです。外部の制作会社に制作を依頼している場合、更新のたびに費用や連絡の手間が掛かってしまうことがあります。

アクセス解析の設定が煩雑になる

通常では、ディレクトリ分割されたコンテンツだけアクセス解析することは困難です。

google analyticsで、レポートに表示させないURLを指定することで、アクセス解析が可能となります。ただし除外するページをひとつ残らずリストに入れないといけないため、設定は煩雑です。

google analyticsの「ビュー」の設定で行います。「ビュー」は、google analyticsでレポートや分析ツールを利用するための項目です。

別サーバーに切り出すのが難しい

ディレクトリ単位で別サーバーに切り出すのは技術的に難しく、専門会社に依頼する必要があります。メインサイトと同一サーバーであれば、何も問題はありません。

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青山学院大学 法学部卒。新卒でリクルートキャリア(旧・リクルートエージェント)入社。その後、サイバーエージェントにてアカウントプランナーとして、最大手クライアントを担当し、インターネットを活用した集客支援を行う。2012年アクシス株式会社を設立。代表取締役に就任。オウンドメディア「すべらない転職」やQ&Aサイト「Callingood」を運営。 現在は、インターネットビジネスの事業開発や、社外での講演活動等、多岐にわたり活動中。

ABOUTこの記事をかいた人

青山学院大学 法学部卒。新卒でリクルートキャリア(旧・リクルートエージェント)入社。その後、サイバーエージェントにてアカウントプランナーとして、最大手クライアントを担当し、インターネットを活用した集客支援を行う。2012年アクシス株式会社を設立。代表取締役に就任。オウンドメディア「すべらない転職」やQ&Aサイト「Callingood」を運営。 現在は、インターネットビジネスの事業開発や、社外での講演活動等、多岐にわたり活動中。